困惑 生活の足「路線バス」に異変“黒字路線”でも減便・値上げ【全力!リサーチボード】

【全力!リサーチボード】困惑 生活の足「路線バス」に異変“黒字路線”でも減便・値上げ テレビ番組おすすめ

おはようございます!

今朝も あさチャン<今、気になるニュースを杉山アナウンサーが独自の目線で調べまくるコーナー>【全力!リサーチボード】を、全力でチェックした あねきゃん(@Anecam_)です。

本日 2018年12月05日【全力!リサーチボード】の話題は「路線バス」。相次ぐ路線バスの減便や値上げについて、その原因や対策など。

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生活の足「路線バス」なぜ減便・廃止が相次ぐ?

いま過疎地域での赤字路線だけでなく、都市部の黒字路線でも路線バスの減便・値上がりがあり、利用者たちからの困惑の声が上がっているそうです。

Q 路線バスに何が起きているのか?

異例の事態:路線バスの減便・廃止(黒字の路線まで!)

  • 都営バスは129路線ありますが、この4月のダイヤ改正で36路線が減便されたそうです。

~バスの減便は死活問題で、高齢者が多いのに座れず立っている人も多い~とのネットの声もあがっているそう。

異例の事態:乗車運賃の値上げ

  • 宇都宮では、今年10月から2社が運賃を10~20円引き上げたそうです。
  • 神奈川横須賀市では、高齢者を対象に半年間バス乗り放題のプランが、先月まで65歳以上17900円だったのが、今月から70歳以上19100円値上げされたという。

Q 相次ぐ減便・値上げのワケ

バス事業者の約8割が運転手不足(国土交通省が行ったアンケートより)

運転手歴5年の現役運転手は ①「長い」②「安い」③「続かない」と話しており、

①「長い拘束時間が長い

図の通り、勤務時間が合計11時間において、休憩時間が合計4時間入るが、拘束時間で考えると1日15時間に渡る。

  • 全産業の労働者の1か月あたりの平均拘束時間は177時間に比べ > バスの運転手は1か月あたり平均210時間になるそうです。

②「安い賃金が安い

現役運転手は「私の場合は運転手歴5年で年収360万円、これでは家族を養えない」と話す。

  • 全産業の労働者の平均年収は490万円に比べ > バスの運転手は平均年収448万円になるそうです。

③「続かない半数以上は平均4年で辞めてしまう

現役運転手は、「長時間勤務や低賃金によって長く続かない、早く辞めてしまうのが現状」と話し、激務離職人手不足 という負のスパイラルを引き起こしているという。

Q 「生活の足」はどうなるのか?

首都大学 東京 徳仁教授 戸崎氏は、「人手不足が進めば、東京でも運賃が倍の値段になる可能性がある」とのこと。

そこで今対策として考えられているのが、

対策①:連節バス(現在東京、千葉、神奈川など日本各地で導入が進んでいるそうです)  神奈川中央交通では、「1人で2倍輸送できるので、人手不足の対策に期待している」そう。

連節バス

対策②:女性運転手の採用 日立自動車交通では、バス70台中65台をオートマ車(マニュアルだと運転が難しいという理由)へ変更、主婦が働きやすいように早朝・夜間の勤務がない路線を担当してもらっている。

対策③:自動運転バス(各地で実証実験を実施) 国土交通省は、2020年の東京五輪までには、完全自動運転での実験を行いたいとしているそう。

まとめ

『人手不足から減便・廃止が相次いだ「路線バス」、負のスパイラルからの脱却と、新たな取り組みに期待!』by.杉山アナウンサー

私が住む田舎町でも、路線バスの減便・廃止が進み不便になってきています。ただ、田舎だからこそ車社会でもあり、車が無いと生活できないような場所なので、どちらかというと高齢者の免許の取扱の方が問題になっています。

ただ、危険だからと車の免許を返納してしまえば、田舎の路線バスの少なさは死活問題、たちまちどこへも移動できなくなります。高齢化社会と直結する路線バスの減便問題ですね。

そんな中でも、運転手の人材不足対策で話があった女性ドライバーの採用はすごく画期的だと思いました。主婦がバスの運転手。適性が合う人も多くいると思うので、かなり期待できると思います。

時代とともに便利さが増えるにつれ、不便な部分はなおさら際立ってしまっている気がします。「生活の足」である路線バス、いろんな対策を講じて愛される乗り物としてあり続けて行って欲しいと思います。

あねきゃん
あねきゃん

自動運転のバスは、なんだかまだまだ抵抗ありです。w

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