おはようございます!
今朝も あさチャン<今、気になるニュースを杉山アナウンサーが独自の目線で調べまくるコーナー>【全力!リサーチボード】を、全力でチェックした あねきゃん(@Anecam_)です。
本日 2019年1月17日【全力!リサーチボード】は、平成最後に決定した「芥川賞・直木賞」についての話題でした。
今回で160回目を誇る芥川賞・直木賞、なんで始まってどのように決まるの?
知っているようで知らない芥川賞・直木賞
先日2019年1月16日、第160回芥川賞・直木賞が発表されました。
芥川賞には、
- 上田岳弘さん(39)『ニムロッド』(群像12月号):仮想通過「ビットコイン」が題材の物語
- 町屋良平さん(35)『1R1分34秒』(新潮11月号):21歳のプロボクサーが主人公の青春小説
直木賞には、
- 真藤順丈さん(41)『宝島』(講談社):第二次世界大戦後の沖縄が舞台
が選ばれました。
芥川賞 直木賞 受賞者が喜び語るhttps://t.co/0KGexuCcMu#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/j8XG2R8HWg
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月16日
Q 芥川賞・直木賞はどんな賞?
芥川賞・直木賞とは、1935文芸春秋創設者 菊池寛 が、友人である作家の「芥川龍之介」、脚本家の「直木三十五(さんじゅうご)」を記念し創設しました。
芥川龍之介賞は、雑誌や同人誌に掲載されている新進作家による純文学の短編・中編作品の中から選ばれ、直木三十五賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本の中から選ばれます。
7月(12月~5月上半期)・1月(6月~11月下半期)の年に2回発表される賞です。
日本最高峰の文学賞って、何が貰えるの?
芥川賞・直木賞を受賞すると、
- 副賞:賞金 100万円
- 正賞:懐中時計(正賞は記念に残る品物であるべきということで、当時高価だった懐中時計が今でも送られている)
が貰えるそうです。
Q どこで誰がどのように選んでいるの?
芥川賞・直木賞が選ばれる場所は、築地にある料亭 新喜楽(しんきらく)。金田中(かねたなか)・吉兆(きっちょう)と並ぶ日本三大料亭として知られていて、1961年からずっと新喜楽が選考会場となっているそうです。
芥川賞直木賞選考会の日は新喜楽と前に停まってるハイヤーをついじっと眺めてしまいますね pic.twitter.com/x6Y5dzMG7O
— Kana-cham (ブラウン管) (@Kana_meow) 2019年1月16日
また、1階のお座敷で「芥川賞」、2階のお座敷で「直木賞」と、料亭内の賞を選ぶ場所も決まっているんだそうです。
現在の選考委員は、芥川賞 9名
- 小川洋子氏(104回 芥川賞受賞)
- 奥泉光氏(110回 芥川賞受賞)
- 川上弘美氏(115回 芥川賞受賞)
- 島田雅彦氏(受賞歴なし)
- 吉田修一氏(127回 芥川賞受賞)
- 高樹のぶ子氏(90回 芥川賞受賞)
- 堀江敏幸氏(124回 芥川賞受賞)
- 宮本輝氏(78回 芥川賞受賞)
- 山田詠美氏(97回 直木賞受賞)
直木賞の選考委員も9名、
- 浅田次郎氏(117回 直木賞受賞)
- 伊集院静氏(107回 直木賞受賞)
- 北方謙三氏(受賞歴なし)
- 桐野夏生氏(121回 直木賞受賞)
- 林真理子氏(94回 直木賞受賞)
- 高村薫氏(109回 直木賞受賞)
- 東野圭吾氏(134回 直木賞受賞)
- 宮城谷昌光氏(105回 直木賞受賞)
- 宮部みゆき氏(120回 直木賞受賞)
と錚々たる顔ぶれなんですね!
選考委員の選出方法は、力量・見識・批評眼の3つの要素を兼ね備えた方。
ノミネート作品の選定は、過去の受賞者・文芸評論家・ジャーナリスト400人に対象期間の推薦作品のアンケートを取り、さらに文芸春秋の担当者10人が独自に選定し、最終的に5~7作品に絞り込まれるそうです。
最終的にノミネートに選ばれた作品の中から、上記の各9名ずつの選考委員が「〇・△・×」で採点し評価を披露、受賞作品が決定するという流れだそうです。
まとめ
もともと芥川賞・直木賞はそこまでメジャーではなかったそうですが、石原慎太郎氏の「太陽の季節」(新潮文庫)が第34回芥川賞を受賞し、弟の石原裕次郎さんが主演で映画化し社会現象となり、この賞が注目されるようになったそうです。
今回で160回目の長い歴史を誇る芥川賞・直木賞、なかなか本を手に取る時間を確保するのが難しい今日この頃ですが、今回文学賞が選ばれるまでの裏側を少し覗くことがことができ、気になる受賞作などを読んでみたくなりました!
関連記事
- あさチャン!全力!リサーチボード まとめ│あねきゃんキッチン